台湾に陽が当たる時。Chiayi
木の屋根の古いホームに、骨組みの影と光の帯が落ちている
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嘉義

嘉義市Chiayi23°29′N 120°26′ELEICA Q3

北回帰線のすぐ北で、十二月の陽は低かった。

嘉義駅には、木の屋根の古いホームが残っていた。屋根の骨組みの影が、床に縞を描いていた。植え込みの中に「嘉義」の二文字があった。

LEICA Q3

嘉義市は北回帰線のすぐ北にある。夏至の正午には太陽がほぼ真上を通る町でも、十二月の午後の陽は低く、ホームの奥まで斜めに差し込んでいた。

LEICA Q3
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市場の通りでは、焼いた鴨を吊るした店先に茶色の猫がいた。屋根の下の通路は暗く、閉じたシャッターにだけ光が斜めに当たっていた。夕方、赤い服の人が西日の中に立っていた。

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夜、通りに面した店の奥で、明かりの下に人が座っていた。食堂の大きな窓の中では、二人が向かい合って食事をしていた。

LEICA Q3
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翌朝、市場の店先は霞んだ光に包まれていた。屋台の大きな盆に、落花生が山になっていた。店の窓辺では、小さな犬が外を見ていた。

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AKIRA IZUTSU · 井筒 聖FUJIFILM X100F / LEICA Q3