海風が渡る時Koza
ピンクと黄色の日除けの下、シャッターの続く路地に光が差し込んでいる
02 / 09

コザ

沖縄市Koza26°20′N 127°48′EX100F

日除けの色が、昼の路地を染めていた。

バス停の屋根に「コザ」とあった。沖縄市の中心のこのあたりは、今もコザと呼ばれている。

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壁という壁に絵が描かれていた。見上げると、ベランダの裏にも青い絵があり、木の枝が影を落としていた。

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商店街の路地は、どこも日除けの下にあった。黄色、オレンジ、ピンク。布を透かした光が、閉じたシャッターや店先の植木を同じ色に染めていた。

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シャッターの続く路地の壁に、大きな猫が描かれていた。階段の先の壁には、ペプシとオレンジの古い看板の文字が残っていた。

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屋根のあるアーケードには、テーブルと色とりどりの椅子が出され、そのあいだを人が歩いていった。建物の裏の通路には、真上から光が落ちていた。

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AKIRA IZUTSU · 井筒 聖FUJIFILM X100F / LEICA Q3