名護の北に、羽地内海という穏やかな海がある。本島と屋我地島に挟まれた内海で、外海のような波は立たない。高台のカフェのテラスから、木の枝越しに内海が見えた。
水辺の店には、ブランコのある東屋があった。子どもがふたり、海のほうを向いて揺れていた。水際には、古い緑色の車が止まっていた。
高台のデッキからは、入り江と小さな島々が見下ろせた。
海辺に出ると、沖に小さな島が浮かんでいた。
木の陰の椅子に座って、誰かが内海を眺めていた。
内海のそばの宿に泊まった。夕方、山の上の雲が橙色に染まった。風のない朝には、水面に対岸の山が映っていた。
夕立のあと、宿の向こうに虹がかかった。


