北海道に白が満ちる頃Urakawa
海を見下ろす窓辺の席と、窓の向こうで光る海
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浦河

浦河郡浦河町Urakawa42°10′N 142°46′ELEICA Q3

午後の太陽が、海に一本の道をつくっていた。

日高の海沿いを走り、浦河駅に寄った。日高本線のこの区間は2021年に廃止され、駅舎の上には「ありがとう 日高線」と書かれていた。冬の日高は雪が少なく、駅の裏の丘は枯れた草の色をしていた。

LEICA Q3
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浦河をあとにして、海沿いの道を走った。丘の上のカフェは、壁一面が窓になっていた。午後の太陽が海に光の道をつくり、窓の前の椅子はみな影になっていた。

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階段の踊り場にも、横から光が差し込んでいた。机の上には、馬の絵の入った冊子が置かれていた。

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ケーキとコーヒーを頼んだ。皿の向こうで、海が光り続けていた。

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外に出ると、丘の上で風車が回っていた。枯れた草が風に揺れ、海の上の太陽が少しずつ傾いていった。

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AKIRA IZUTSU · 井筒 聖LEICA Q3