札幌に着いた夜は、雪が強く降っていた。駅の北口の広場では、車がゆっくりと雪の上を進み、街灯の光が降る雪を橙色に照らしていた。
植え込みの木は、枝の先まで雪をかぶっていた。灯りのついたビルの入口へ、人が吸い込まれていった。
駅の北側の通りを歩いた。傘を差した人が、雪の中で信号を待っていた。交差点の角の店だけが、明るく光っていた。
旅の終わりに、小樽から列車で札幌に戻った。高架のホームは暗く、その先だけが白く光っていた。大通公園には雪まつりのテントが立ち、石碑の上に誰かが小さな雪の動物を並べていた。
最後に、駅の中のそば屋に入った。のれんには、幌加内産のそば粉を使っているとあった。


